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2011年10月 5日

2011年前半の研究発表

追加するのをだいぶサボってしまったので,まとめて4件の情報を追加.いずれ分割します.

  • 菊地浩平, 坊農真弓, 大塚和弘. 手話会話における修復組織の分析. 電子情報通信学会技術研究報告. HCS2010-69. (2011-03) (2011.3, ウェルシーズン浜名湖)
  • 菊地浩平, 坊農真弓, 中西英之, 黒田和宏, 河野純大. テレプレゼンスシステムを利用した手話・音声会話場面での視線一致の分析. 第61回 人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会. (2011.3, 東京大学) (東日本大震災の影響により発表は2011年7月@北九州大学に振替)
  • 菊地浩平, 坊農真弓. 遠隔通信環境下での手話コミュニケーションの分析. 第25回 社会言語科学会研究大会. 社会言語科学会. (2010.3, 慶応大学)
  • 坊農真弓, 菊地浩平. 手話会話分析のための書き起こし手法構築. 第25回 社会言語科学会研究大会. 社会言語科学会. (2010.3, 慶応大学)

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2011年3月31日

遠隔通信環境下での多人数手話会話場面における参与構造の分析

書誌情報

要旨:
Abstract:

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2011年10月 6日

論文掲載

昨年から取り掛かっていた論文の掲載が決定しました.社会言語科学の特集「相互作用のマルチモーダル分析」に2本です.

  • 坊農真弓, 菊地浩平, 大塚和弘. (印刷中) 手話会話における表現モダリティの継続性. 社会言語科学. 14(1). 社会言語科学会. (査読有)
  • 菊地浩平. (印刷中) 二者間の手話会話での順番交替における視線移動の分析. 社会言語科学. 14(1). 社会言語科学会. (査読有)

いずれも定性的記述を主眼にしていて,これまでに多かった定量分析や文法研究とは違ったアプローチをとっています.1つめの論文は手形保持が会話の連鎖構造の中でどのように用いられているかを議論したもの.2つめの論文は,博論で書ききれなかった視線に関する議論を引っ張り出して,かなりこまかく,しつこく,ねちっこくした感じ.いずれも手話の会話分析研究としては,たぶん世界的にみても初の試みだと思います(などと少し自慢を織り交ぜつつ).よかったよかったと胸をなで下ろしながら,次の論文に取りかかろうかと思います.

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2008年3月11日

研究ノート:日本手話会話調査場面における調査協力者の調整行動

書誌情報

  • 菊地浩平, 2007, 研究ノート:日本手話会話調査場面における調査協力者の調整行動, 接触場面と言語管理の学際的研究ー接触場面の言語管理研究 vol.5ー (村岡英裕編), プロジェクト研究報告書第 154集, pp53-65, 千葉大学
要旨
本稿は,会話調査場面における調査協力者の調整を調査することを目的とする.これまでの日本手話研究は日本手話話者間の会話に焦点を合わせてきた.これらは日本手話話者の相互行為の多くの特徴を示してきたが,いくつかの方法論的問題を抱えている.本稿では調査協力者の報告からそれらの問題を解釈し,言語管理理論(Jernudd & Neustupný 1994)の枠組みを援用することによって解決の基礎を提供することを試みる.この試みはより説得力のある議論へとつながるはずである.
Abstract
This paper aims to investigate informants' adjustments in conversation research situations. Previous studies of Japanese Sign Language have focused on the conversation between Japanese signers. However they have demonstrated many features of signers' interaction, they have some methodological issues. In this paper, I'll attempt to interpret those problems from informants' reports and to provide a basis of solution framework by using Language Management Theory (Jernudd & Neustupný 1994). This attempt will lead more cogent arguments about Japanese Sign Language.

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手話言語の言語管理研究へ向けて

書誌情報

  • 菊地浩平, 2006, 手話言語の言語管理研究へ向けて, 多文化共生社会における言語管理ー接触場面の言語管理研究 vol.4ー (村岡英裕編), 千葉大学人文社会科学研究科 プロジェクト研究報告書 第129集, pp79-90, 千葉大学社会文化科学研究所.
要旨
本稿は手話言語の言語管理研究の展望を描き出すことを目的としている.これまでの先行研究は手話言語が自然言語であることを明らかにしてきた.ほとんどの研究は,主として手話言語の生成的側面に焦点をあててきており,このことは"言語とは音声である"という従来の枠組みを押し広げてきたが,本稿では,手話言語のよりよい理解のためには管理的側面への視点が重要であることを提示する.本稿は言語管理の枠組み(cf. Neustupný 1994)に沿いながら,手話言語談話での相互行為の言語管理プロセスの重要性を明らかにすることを試みる.手話言語の管理的側面を明らかにしようとする試みは,手話言語研究の新しいパースペクティブを示すだけでなく,言語とは何かを理解する上で重要であることは間違いないと言えるだろう.
Abstract
This paper aims to outline the scope of the study of language management in sign languages. Previous studies have demonstrated that sign languages are in the category of natural language. It is however clear that most of the studies have focused mainly on sign languages' generative profiles, and this enhances beyond a traditional framework which can be summarized as "the language is the voice". This paper suggests that for a better understanding of sign languages, it is important to look at also the management profiles of sign languages. On the basis of the language management framework (cf. Neustupný 1994), the present study attempts to demonstrate the importance of language management processes in discourse interaction using a sign language. It is not an exaggeration to say that the examination of sign languages' management profiles leads not only to new perspectives of sign language studies, but also to understanding of what language is.

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2008年3月23日

日本手話会話におけるターン・テイキング・メカニズム

書誌情報

  • 菊地浩平, 2008, 日本手話会話におけるターン・テイキング・メカニズム, 言語生成と言語管理の学際的研究ー接触場面の言語管理研究 vol.6ー (村岡英裕編), 千葉大学人文社会科学研究科 プロジェクト研究報告書 第198集, pp.77-95, 千葉大学人文社会科学研究科.
要旨
本稿は日本手話会話におけるターン・テイキング・メカニズムを扱っている.これまでの先行研究は多くのシグナルとその機能的特徴を明らかにしてきた.しかしながら,それらのシグナルはターン・テイキング・メカニズムと関連付けられてきてはいない.そこで本稿では,日本手話会話場面のビデオ録画とその文字化データを用いて,また複合移行適格場(Ford & Thompson 1996)と反応的トークン(Clancy et al 1996)の枠組みを用いて,日本手話会話におけるターン・テイキングが4つのタイプに分類できることをしめす.そこから日本手話会話におけるターンがどのように開始され,継続され,終了され,また移行するのかを示す.
Abstract
This paper investigates turn-taking mechanism in Japanese Sign Language conversations. Previous studies have suggested many signals and its functional characters. However, signals have not been related to turn-taking mechanism. In this paper, using videotaped and scripted JSL conversation data, I attempt to demonstrate that turn-taking in JSL conversation can be classified into four types by adopting, the following frameworks, Complex Transition Relevance Place (Ford & Thompson 1996) and Reactive Token (Clancy et al 1996). And I also demonstrate that how turn is started, continued, finished and shifted in JSL conversations.

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