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2007年2月16日

削除手順の誤り?

人ごとではない記事を見つけたのでご紹介.

千葉銀行によると、この行員は2003年頃に自宅の個人所有PCでファイル交換ソフトを使用していたが、2004年までに自主的に削除。しかし、削除手順に誤りがあったために、ファイル交換ソフトが残留していたと説明している。その後、行員の自宅PCがウイルスに感染して顧客情報が流出、2007年2月14日夕方に発覚したという。

Winnyを使うには,それなりにPCの操作に関する知識が必要です.少なくともこの行員はそれだけの知識は持ち合わせていたわけですが,そんな人間が,いったいどのようにしたら削除手順を間違えることができるのか教えてほしいものです.

「削除手順に誤りがあったために」というのはたぶん苦し紛れの嘘です.自主的に削除なんてしてなくて,ずっと使ってたんだと思います.ウィルス対策を怠ったのか,自分の技量を過信したのかわかりませんが,ウィルスに感染してファイルが流出したんでしょう.それをごまかすための嘘だと思います.どれだけ苦し紛れかというと,朝起きたら虫になっていたグレゴール・ザムザが,部屋へ入ろうとする家族を安心させようとして,時間稼ぎのためについた嘘ぐらい苦し紛れです.もっとも彼の場合は比べものにならないくらい深刻な問題に迫られていたわけですけれど.

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2006年12月13日

Winny開発者に有罪判決

金子氏は当時Winnyにより著作権侵害となるファイルが広くやりとりされていることを認識しており、こうしたソフトの提供が公然と行なえることではないことも知りながら、Winnyの開発・公開を続けており、こうした行為は独善的かつ無責任であり、批判されるべきものと指摘。自身のWebページなどで、著作権侵害を行なわないように呼び掛けていたことなどを考慮しても、金子氏の行為は幇助にあたるとして、罰金刑が相当であると結論付け、罰金150万円の有罪判決を言い渡した。

有罪判決の理由が上記のようなものであれば,HDD製造者,CD-Rなどのメディア製造者,あるいはインターネット接続業者も著作権侵害の幇助で有罪にならなければおかしいはずです.そこのところ,裁判長はどう考えるんでしょうか.それにWinnyでなくとも違法なファイルはいくらでもウェブ上に転がっています.匿名性の高い方法でそれらをダウンロードする手段もいくらでもあります.それについてはどう考えているのでしょうか.NPO法人「ソフトウェア技術者連盟」は今回の判決を「不当判決」ととらえていますが,私も上記のような理由から不当判決だと思います.少なくとも議論が尽くされた状態で出された結論であるとは認められません.

まだ地裁の段階ですから今後は高裁,最高裁まで争うことになると思います.それまでに充分な議論がされることを望みます.このままでは今までと何も変わらないですからね.

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2006年12月12日

ゲーム内の経済活動は課税対象か

「仮想」資産に課税といわれても.小さい頃にままごとなんかで作った紙のお金に課税されるみたいでまったくピンときません.「正気ですか?」と訊きたくなるのだけは確かですが.

記事によれば,オンラインゲーム内の資産譲渡などが課税対象になるかどうか,どころの話ではなくて実際に課税するつもりで話をしているそうです.ゲーム内の通貨を実世界での通貨(円とかドルとか)に換金するというのが行われていたり(本当は禁止されてますけど)はしますが,そういった行為が行われたどうかとは関係なく.

「最終的には利益が生じたのかどうかが焦点になる」と述べられていますが,結局のところ時間でしか計れないんじゃないかなと思います.つまり,ヴァーチャルな世界での利益を得るのに「費やした時間」を,プレイヤーが実世界で経済活動を行った場合に「生じたはずの利益」に変換するということです.オンラインゲームはおそらく,これから先どんどんメジャーになっていくジャンルなのでしょうし新しい市場として発展していく可能性はあるわけですが,その方向での方策を考えた方がいいんじゃないかなと思います.わざわざゲーム人口を減らすようなことをしてどうするのですか.

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2006年12月10日

検索サーバー:国内に設置 実現へ著作権法改正方針

MSN-Mainichi INTERACTIVEより一部引用

政府は9日、インターネットの検索サービスに使うサーバーコンピューターを国内に設置できるようにするため、著作権法を改正する方針を固めた。現行法では、著作物の権利者に無断で検索用サーバーに著作物を保存したり、編集することは違法となる。このため、国内向けの検索サービス事業者もサーバー自体は海外に設置している。日本独自の検索ビジネスを後押しするため、遅ればせながら法改正に取り組むことになった。同法をデジタル社会に対応させるための他の項目と合わせ、改正案を08年の通常国会に提出する。

日本独自の検索エンジンを作ろうという話が少し前に出て動き出しているようですが,いざやろうとしたら現行の著作権法に足をすくわれましたというコントのような話.

結局のところ知的財産というイシューに対する行政の認識がどれだけ甘いか,浅いかが露呈されただけ.法改正にしても「08年の通常国会に提出」となっていますが,遅すぎます.状況も変わるだろうし,政府・行政機関以外の場所での議論もかなり進むはずです.基礎なり基盤なりを作ろうという意図でやっているわけではなくて,お金の使い道を探していたら検索エンジンに行き着きましたということなんじゃないだろうかと思ってしまいます.

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