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手話会話のデータセッション [workshop]

6月12日(日)は科研の研究会におよばれして京都へ.湿気がかなりきつかったのと準備不足で直前までスライドを作っていたせいでだいぶ体力を削られました... なぜだか人がやたら多かったのは修学旅行かなにかのシーズンだったからでしょうか.

話題提供の内容は,手話「会話」の記述と分析という趣旨.おそらく世界初の試みだと思いますが,手話会話の映像データと文字化資料を使って,データセッションをさせてもらいました.文字化資料というところが大事で,会話の中で「参与者の中の誰が」「どのタイミングで」「どんな振る舞いを(e.g. 発話の産出開始・終了,うなずき,首振り)」「どのように」しているのかをつかみだして議論の俎上に載せるには,どうしても必要なもの.最近ボスと一緒に進めている仕事の中でも一番気を遣ってきたところです.参加メンバーがそもそも手話について一定の知識を持っていて,なおかつ会話分析にもなじみがあるという背景が大きいとはいえ,活発な議論ができ楽しい時間となりました.まだまだ「順番交替が1回起きている」「1つの順番内での修復が起きているといった」だ短い断片を検討することしかできないなど,いくつかの新しい課題も見えてきた一方で,具体的に相互行為の内容にまで突っ込んだ議論ができる段階にきたかなという確かな手応えがあったのが,今回の一番大きな収穫です.今後はデータセッションの機会をつくりながら,少しずつ視野を広げていくことが研究進展の課題になるかな.さて,がんばろう.

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