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「多文化共生」の勉強会 第1回 [workshop]

日本における多文化共生とは何か―在日の経験から今週から院生仲間と,ずっと胡散臭いなぁと思っていた「多文化共生」についての勉強会を始めました.最初のとっかかりとして取り上げたのは以下の書籍.

  • 朴鐘碩, 上野千鶴子, 加藤千香子, 崔勝久, 曺慶姫, 伊藤晃. 日本における多文化共生とは何か―在日の経験から, 朴鐘碩, 加藤千香子編. 日本: 新曜社.

できるだけ丁寧に読んでいこうと考えて,序論から始めることに.導入部分なので詳細な議論が展開されているわけではありませんが,次のようなことが述べられていました.すなわち今までの「共生」が果たしてきた役割(e.g. 川崎市での「共生」施策)を一部認めた上で,それだけでは埋められない部分を「当事者」が「個」の立場から問うことの意義が強く押し出されています.また「共生:」という概念が必ずしも差別や区別と矛盾しないものであるという指摘もはっきりとされています.

このことは別の言い方をすると,社会的・受動的な諸条件(e.g. 社会制度や法律の整備など)による構造的「共生」という段階から,「当事者」が選択的・能動的にに関わっていく管理的「共生」へと視点がシフトしつつあるということになるのだと思います(ここでいう管理的というのは言語管理理論でいうような,可変的な個々人の活動のそれ).あるいは個人的な活動に目を向けずに「共生」を語ることはできない,という主張と解釈してもいいかもしれません.

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