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手話言語の言語管理研究へ向けて [papers]

書誌情報

  • 菊地浩平, 2006, 手話言語の言語管理研究へ向けて, 多文化共生社会における言語管理ー接触場面の言語管理研究 vol.4ー (村岡英裕編), 千葉大学人文社会科学研究科 プロジェクト研究報告書 第129集, pp79-90, 千葉大学社会文化科学研究所.
要旨
本稿は手話言語の言語管理研究の展望を描き出すことを目的としている.これまでの先行研究は手話言語が自然言語であることを明らかにしてきた.ほとんどの研究は,主として手話言語の生成的側面に焦点をあててきており,このことは"言語とは音声である"という従来の枠組みを押し広げてきたが,本稿では,手話言語のよりよい理解のためには管理的側面への視点が重要であることを提示する.本稿は言語管理の枠組み(cf. Neustupný 1994)に沿いながら,手話言語談話での相互行為の言語管理プロセスの重要性を明らかにすることを試みる.手話言語の管理的側面を明らかにしようとする試みは,手話言語研究の新しいパースペクティブを示すだけでなく,言語とは何かを理解する上で重要であることは間違いないと言えるだろう.
Abstract
This paper aims to outline the scope of the study of language management in sign languages. Previous studies have demonstrated that sign languages are in the category of natural language. It is however clear that most of the studies have focused mainly on sign languages' generative profiles, and this enhances beyond a traditional framework which can be summarized as "the language is the voice". This paper suggests that for a better understanding of sign languages, it is important to look at also the management profiles of sign languages. On the basis of the language management framework (cf. Neustupný 1994), the present study attempts to demonstrate the importance of language management processes in discourse interaction using a sign language. It is not an exaggeration to say that the examination of sign languages' management profiles leads not only to new perspectives of sign language studies, but also to understanding of what language is.

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