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修論の提出まであと二週間ちょっと [weblogs]

今日の大学院ゼミは修士2年の発表でした.

1人は日本人学生と留学生との間での「親しさ」に関わる調整行動やポジティブ・ポライトネスとはどのようなものなのかを考えていて,継続調査でわかった同じペアの中での変化や複数のペア同士の比較検討から,彼/彼女たちの間でなされるやりとりの特徴を明らかにしています.見かけ上同じようなやりとりに見えても,実際にやりとりをしている彼/彼女たちの意識がかなり違っていることが示されていて,面白い研究になりそうだなと思います.経時的な変化や具体的な言語行動の相違などいくつかポイントがでてきていたので,どれを軸にして事例を説明していくかを考えると説得力がでてくるんじゃないかなと,喉元過ぎた身が無責任に考えていました.

もう1人は,日本語にほとんど(見かけ上では)問題の無くなっている準母語話者・超上級話者が,実は言語問題を表層化させないための管理をかなりしているのではないかという問題意識を持っていて,FUIを通じてその管理の実際(とそのヴァラエティ)が明らかにされています.彼女のしようとしていることはこれまでの言語管理モデルを拡張・展開させようというところにつながっていて,とくに事前調整とは何かを考える上で重要な研究になるのだろうなと感じました.かなり大変な作業だろうと思うのですが,丁寧に事例を記述して冗長すぎるくらいに説明するのが今は一番大事なことだと思います.

以上,珍しく?偉そうな感じでお届けいたしました.

私も3年前,ちょうどこの時期にあーでもないこーでもないとうんうん唸っていたわけですが,今日発表していた2人も同じような感じなんでしょうかね.あと2週間,最後の追い込みがんばってください.無理をしましょう.

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