« 入管の仕事 | メイン | 会話の成功 / 失敗 »

リテイク中 [research]

書いていた論文にコメントがついて返ってきたので書き直しを始めています.

日本手話話者が会話場面でしている調整行動について,調査協力者へのフォローアップ・インタビューを基にして分析したものですが,調査資料を見てみると「調査場面で話をしている」という意識がとても強くでていました.FUIでもその報告がかなり多くて最初はどうしようか少し困ったのですが,彼・彼女らが何を問題だと感じていて,対処するためにどんなバラエティを駆使しているのかが見えてきておもしろいです.

ここで言っているバラエティというのは,表層にでてくる現象自体のバラエティという意味だけではなくて,同じ問題に対する調整が異なる調整行動につながっていたり,異なる問題に対する調整が同じ(ように見える)調整行動につながっていたり,という意味でのバラエティです.表層に出てくる現象については少なからず研究がありますが,今までの日本手話研究では「なぜそのような調整行動にいきついたのか」という点について調査協力者の意識をあまり拾ってきていない,つまりプロダクトの部分しか扱ってきていないので,今書いている論文ではプロダクトが産出されるまでのプロセスも含めて記述し分析していくことの重要性を方法論的,理論的に補足して,今後の研究を広げていくことができそうだと思っています.

トラックバック (0)

このエントリーのトラックバックURL: http://dormouse.oops.jp/mtc/mt-tb.cgi/142

(スパム対策として当該エントリへのリンクが含まれないトラックバックを弾いています)

以下の一覧は、このエントリーを参照しています:  リテイク中

コメント (0)

コメントを投稿

(コメントは承認制をとっているため,公開されるまで時間がかかる場合があります)


画像の中に見える文字を入力してください。